恋のカリキュラマシーン 小坂まさる ボーイズラブ文庫


古川が千波のそばにいることを確かめたかったから。濡れたら突っ込む。と、サーファがリアリーの頬(ほお)を伝っている涙を優しいキスで拭(ぬぐ)う。「…………」。「んっ…んっ…」。寄せられる眉や、零れる涙、喘ぎに濡れたくちびるも、理性を呼び起こす役には立たず、ひたすら貪るだけで、夜が明けた。

(う……そだ……)そんな悪夢はあり得ない。やがて公彦の手が真里のシャツのボタンにかかると、真里は不安に襲われる。

ハッとして拓哉は頷きかけ、目の前で電車のドアが閉じた。だが沙維は覚悟をしていた。あのときから、ずっと、キスをしている。もちろん本当に否定されてそのまま押し倒されても困るのだが、少しくらいの配(はい)慮(りょ)が欲しかった。「なんだよ!?」。疑問に疑問を返されても、千波には何も答えられない。そこまで言うと、拓哉は急に恥ずかしくなった。

「誰だ?私をじじと呼ぶ者はこの世に二人だけ……。地の神と海の神の二人だけ……。おおっ……まさか貴方は……」。

と、リアリーが答えると、老人は『ふぉっふぉっ』と笑い声を上げた。『親とはカンケーなく、自分の分の家賃は自分で払う。そう返事をして、岡野が総裁室から出て行く。そう言って湯飲みに伸ばそうとした手を遮られ、芳彬が静かに名前を呼ぶ。


ボーイズラブ小説作品紹介


冷徹なチャイニーズマフィア・王とアブない関係になってしまった好奇心旺盛すぎる大学生・三枝。しばらく平穏だったそんな二人の日常だが、王が突然逮捕され、またもやトラブルの予感……。その上、三枝のバイト先の喫茶店に足しげく通ってくる男、藤川が実は王を密かにマークしていた刑事だったことから……。年の差&ギャップありまくりラヴァーズに天敵出現!ドキドキ★メラメラな束縛愛☆

タイトル:傲慢な龍の檻
著 者 名:鹿能リコ
レーベル:シャレード文庫
発 行 元:イースト・プレス

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