V6 Next Generation 堂本光一 BLコミック


置き去りにされた佳実は不服げに頬を膨らませたが、やはり高敏が意に介する兆しはなかった。春樹は二人のいつ終わるとも知れない愛の囁きを受けながら、まるでロミオに抱かれたジュリエットのように幸せに酔い痴れながら、深く瞼を閉じていくのであった。「そうしてくれ」。「ふん、目を覚ましてから、襲っちまえばよかったぜ」。「クリス……何を……」。「この機会に日本語を勉強しようと思う。アーティが話し相手になってくれたら、早く上達できそうな気がする」。たった今勉強を理由にエッチを拒否したくせにと思っていることがはっきり見て取れた。

カ・ルーとしては今のは何かの聞き間違いだと思いたいが、しっかり耳に残って離れない。何故、そこまで身体を許すのか、当の忠司にも判らないまま、続いてきた関係。肉体を番わせあえば、桜庭の怒りが解けるとでも思っているようだった。海王と地王が、愛する情人を胸中に抱きながら、説(と)き伏せるようにして言う。

処理用の黒いジャンプスーツに着替えていた龍星とルキヤは、いきなり桜庭が飛び込んできて鍵を掛け、鷹司と怒鳴りあいになったのに驚いた。その言葉の中に含まれた微妙なニュアンスに、友生は顔を上げる。

押し倒され、両足を開かれた北鬼が、微笑むようにして聞く。

春樹は、生徒会長としての最後の務めである学園祭を、有意義なものにしたかったのである。「僕なんかと来て、楽しかったのかな…って思って……」。「べつに、それでも…いい」。「……?寝てるのか?その人……」。龍星とルキヤは、まるで地球外生物でも見るように眼を瞠き、二人を観察した。何を言われるのだろうと、オレは少し緊張した。


ボーイズラブ小説作品紹介


誰もが寂しい魂を抱えて生きる2013年東京。汚れた世界とは無縁の清楚な大学生・灯位を愛した宮地は自分を止められない。手を繋ぐだけで感じてしまう灯位。燃えるように熱い躰を宮地のものに貫かれ、一晩中触れ合っている深い悦びを知る。妖しく淫靡に変化していく灯位に、邪悪な原因を嗅ぎ取った宮地は……。快感アクション・ロマンス!!

タイトル:夢のない夜に
著 者 名:剛しいら
レーベル:講談社X文庫、 ホワイトハート
発 行 元:イースト・プレス

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