ジャニヲタバトン 油谷繁 BL小説


そもそもこんな年上の男性と知り合う機会などないので、違和感の正体を知りようがなかった。

身をよじって、桜庭は鷹司の腕を解き、胸のなかから逃れでた。

ファイは高埜を無視したまま、リオンに冷笑してみせた。友生は昭範の瞳を正面から見つめる。すると、老人の姿は一瞬のうちに雄々しくも美しい青年の姿に変貌した。南はそのまましばらく周囲に見せつけるように宏明のキスを受け入れた後、体を離して人込みの中を擦り抜けていった。

「可愛くて堪るかっ!」。ケニーの頑(かたくな)な様子に諒は眉を寄せた。くい込むほど強くしがみつく指には、覚えがあった。「こっち、陸上部のコース借りようぜ」。海人を胸に抱いただけで、先ほどから自分を何度も襲っていた喪失感や苛立ち、多くの負の気持ちがすべて綺麗に消えていく。「うっ……そうだけど、でも男だ!王子なんだから」。

だとしたら大和は、蒼一のそういう姿が気になるといっているようなものである。それでも河内は呼び続ける。

「悪いか?いちゃつこうって言っただろ」。また、軽いキスをされる。その姿を見ていられるだけで幸せだった信介だったが、その日ばかりは少し違った。もっと引きつけようと、無意識に力を込める。信介は怒りのあまり声が出ない。「どうしてだろうね」。「そ、それっ!それでいい!」。


ボーイズラブ小説作品紹介


高原広司(攻め)は、恋人に振られたばかりの高校教師。大学生の東堂友紀宗(攻め)は、両親が病院を経営する大金持ち。宍原統唯(攻め)は、シモネタ好きの超下品な高校生。そして、洋館・キャッスル大河原のオーナー・大河原スミレ(受け)は、ロマンチックな恋愛に憧れる元気でカワイイ男の子。ホモが、それもスミレ以外は攻めばかり集まったから大変!広司は友紀宗にカラダを狙われて……。

タイトル:小高い丘のラブ&ピース
著 者 名:高月まつり
レーベル:アイス文庫
発 行 元:オークラ出版

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