たのきんトリオ 増田貴久 少年愛小説
「……ずっと由良は……主様に愛されるために生まれてきたのかもしれないって思っていたけれど……本当にそうだった。由良は……主様に愛されるためにこの世に生まれてきた……」。最後の手段で、河内は大声で助けを求めた。「ルシフェルに一目惚れしたからだ。惚れた相手に構うのは当たり前のことだろう」。「男同士で愛し合うもなにもないだろう?ザイードもそろそろ世間の目を気にした方がいいよ。そうでなくとも君は奔放なんだから」。その…黒髪が白い膚に影を落とす様には、ひそやかな色香が感じられた。―――瞬也…―――。特に熱心だった男の手からシャンパンをもらって口をつけたときは、鹿島らしくもなくカッと胸が熱くなるような怒りを感じた。
ふわり、と風が動いて………。
「けど、またそのうちにデートしてや、ヤスちゃん」。「諒……」。男が、逃げ出せるかも知れないと儚い望みを抱き、足掻きだすのを待っているからだった。そんなことは百も承知の南だった。「…………」。「嫌い」という言葉に反応して、鷹司の双眸から、優しさが瞬時にかき消えた。
雄一がしているみたいに、絡めたり離したりを繰り返す。キスをされて、広海は必死でそれに応えた。
「…せめて、キスしてから鳴るぐらいの思いやりっつーもんがねえのかよ、てめーには」。聖の言葉に、凛太郎は、そうだな、とうなずく。「どうした?」。あの時のあの声は、あの優しく穏やかな神々しい声の主は、海王だったのである。
ボーイズラブ小説作品紹介
「バ、バージン?って誰が?」。「トオルのことだよな、当然……」。飯島は黙ってうなずいた。「ただ並んで一緒に寝てるだけなのか?」。加賀の声には呆れと心配が混ざっていた。「だから睡眠不足なわけ?悶々として眠れないから、仕事中に寝ちゃったわけ?」。追い打ちをかけるようなロイスの発言に、飯島はぶっきらぼうに答えた。「そうだよ、悪かったな」。
タイトル:終わらない週末パーティナイト
著 者 名:有馬さつき
レーベル:B−cube
発 行 元:講談社
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増田貴久の最新関連情報
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